背景が加わると付加価値が高まるということについてお話します。
これは色々なビジネスに応用できることなので、マインドとして留めておいて下さい。
分かりやすい例をご紹介します。
松井秀喜選手が使っていたバットです。
バット自体は普通の木製バットですが、松井選手が使っていたというだけで価値が何倍にも跳ね上がります。
要はバットに松井選手の背景が加わることで、付加価値が生じるわけです。
実際にこれを利用したエピソードがあります。
知り合いに陶器の販売をしていた方がいました。
時代せいか最初は中々売れなかったそうですが、
ある時を境に売り上げを伸ばせるようになりました。
何をしたかというと、強度やデザイン、熱の伝わり方といった
陶器自体の特徴を説明するのではなく
陶器が作られた背景を説明するようにしたそうです。
「何処何処の職人さんがこういう思いで作りました」
「この陶器はこういうコンセプトでこんな素材を使って作りました」
といった具合です。
そうすると強引なセールスをしなくとも売れるようになっていったそうです。
このように背景を添えて提供することでそこに価値が生まれます。
そういう風に伝えられるように
普段から何かモノを見た時に、その背景を考えるようにしましょう。
