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YouTube収益化審査の最新情報【2018年版】

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YouTube収益化審査の変遷

 

先日(2017年7月3日)にYouTubeパートナープログラムの概要が更新されました。
詳細はこちら

記載情報によると、現在6月1日より前に提出された申し込みについては、すべての審査が完了しているとのこと。

しかし、全てのチャンネルの審査が完了したわけではありません。
後半に記載されているように、現時点では収益化の判断がつかず、審査保留になったチャンネルも多数存在します。

7月にようやく収益化審査が動き始めましたが、
ここで現在までの収益化審査の流れを振り返ってみます。

2017年4月 収益化基準の変更① 1万回再生

2017年11月 審査が停滞

2018年2月 収益化基準の変更② チャンネル登録者1000人&総再生時間4000時間

2018年~6月 ”チャンネルは審査中です”の状態が続く

2018年7月 審査開始

いかがでしょうか?
振り返ってみると、ここ数年でYouTubeの規約がかなり変更されていることが分かります。
収益化が止まってから、再開するまでおよそ半年もかかっていたんですね。

そしてこの収益化遅延問題は日本だけでなく、世界各国で同時に起こっているんです。

 

海外のクリエイターブログの翻訳

なぜ審査は長引くのですか?

昨年12月、私たちはクリエイターコミュニティを虐待から守るために、より多くの努力をすることを約束しました。その作業の中心的な部分は、YouTubeパートナープログラムの各チャンネルとアプリケーションを慎重に検討するために、より多くの時間を費やしていました。意思決定を一貫して適用し、適切なチャネルに収益化の機会を与えるために、審査チームの新しいメンバーも訓練しています。

このプロセスは、最初に予想していたよりも時間がかかってしまいました。これが原因で発生した遅延についてお詫び申し上げます。

■ 審査保留中のチャンネルをお持ちの場合は、いつ審査完了するのですか?

私たちはレビューチームを増やし、現在、保留中のアプリケーションをより速いペースで動かしています。私たちは6月の終わりまでに追いつくことを望んでおり、変更があればお知らせします。

参考サイト

 

とにかく、まだ収益化待ちのチャンネルは多数存在するので、1日でも早く全てのチャンネルの審査が完了することを望んでいます。

 

YouTube収益化審査の合否の状況

 

さて、あなたが最も気になっているのはYouTube審査の合否の状況じゃないでしょうか?

どんなチャンネルが受かって、どんなチャンネルが落ちているのか…

以下にその状況をまとめます。

合格
顔出し系、VTuber系、実況系、超高クオリティ動画

不合格
BGM系、ラジオ切り抜き系、スピリチュアル系スクロール動画

となっています。

全体的に見ると、オリジナリティが求められていることが分かります。
顔出し系や実況系が数多く審査を通過しているのが良い例だと思います。

以下、twitter上での収益化審査に通過した声

一方で、その逆、つまり著作権に関わるようなコンテンツを含んだ動画や
他から引用してきただけの動画というのは収益化には至っていません。

また審査に落ちたチャンネルに関して、その要因の1つに”重複”というのがあるそうです。
これはつまり、他の動画と内容が重複しているとのことです。

BGM系なんかは既に投稿されているものは多いでしょうから、
重複が多いようです。
そうすると、もしかしたらAIが音の波形を確認して判断していることも考えられそうですね。

 

そして、冒頭でも述べましたが審査保留になっているチャンネルについてですが、
それらのチャンネルは大抵テキストスクロール動画をアップしているチャンネルです。

一度は見たことあるのではないでしょうか?
BGMと共に文字だけがずっと流れる動画です。

この動画に関しても先ほどの重複と同様に、自身のチャンネルで
使用しているBGMがほぼ毎回同じであるがために、審査保留になっているのではないでしょうか?

その証拠に顔出し動画やゲーム実況等は合格していますが、これらの動画は毎回音の波形が異なりますもんね。

ちなみに、YouTubeは「人間」が審査していないという説もあるそうですよ。
興味がある方は以下の記事も読んでみて下さい。

https://ironna.jp/article/10206

 

収益化の対象について

 

さらに、収益化対象外の基準についての記載もありました。
YouTubeは、すべてのクリエイターに公平な環境の構築を目指しているようで、以下のような基準は評価の対象外とのことです。

・チャンネルの独自性
チャンネルが完全オリジナルであっても問題ということです。基本的に独自にチャンネルを構築するでしょうから、これはそれほど重要視しなくともいいでしょう。

・動画の人気度
単純に動画の人気度は考慮していないということでしょう。例えば、1本動画を投稿してすぐ数十万再生されるようなチャンネルもあれば、平均数百再生のチャンネルもあります。

あくまでも、著作権やポリシー違反をせずに、チャンネル登録者1000人&総再生時間4000時間を満たしていれば問題ないということでしょう。

・チャンネルの政治性
政治を取り扱ったチャンネルでも問題ないということでしょう。実際にKAZ〇〇Aチャンネルさんなんかは、よく政治問題取り扱っていますもんね。

・動画のアップロード頻度
動画の投稿頻度についてです。ブログのアドセンス審査は投稿頻度も考慮されるようですが、YouTubeに関しては考慮されないようですね。

・性的指向、性同一性
少し分かりにくい記載ですが、簡単に言うとYouTubeポリシー的にアダルトコンテンツは対象外だということでしょう。

・ファンとの交流
YouTubeにはコメント機能やコミュニティ機能なるものがあります。それを用いてファンとどれくらい交流しているかは審査の評価対象外だということでしょう。

 

未収益化の今後の対応策

 

まだ収益化に至っていない方々の対応策についてですが、大きく分けて2パターンあると思います。

① 再審査を目指している
② 今から収益化審査を依頼

①の方は今一度、どこが審査基準を逸脱していたのかを見つめ直し改善した上で再審査に臨みましょう。審査は30日後に再審査可能です。
それまでの間に審査で指摘された問題を改善するなり、ジャンルを変えるなり、策を講じて再審査突破を目指しましょう。

②の方はひとまず、チャンネル登録者1000人&総再生時間4000時間を目指しましょう。それさえクリアしてしまえば、審査に受かっているチャンネルの動画を参考に審査用の動画をアップして審査を突破するのもいいかもしれませんね。

以上、YouTube収益化審査の最新情報【2018年版】でした。全員で収益化審査を突破しましょう。